名古屋市熱田区

名古屋市熱田区について知ろう!

名古屋市の堀川

名古屋市熱田区と言えば熱田神宮を思い出す方も多いかと思います。
ここでは、かつて東海道の宿場町として栄えた名古屋市熱田区について掘り下げていきます。

【人口最小の区】

熱田区は名古屋市の中心部から南に位置する、市内で最も人口の少ない区です。 区の面積では東区に次いで2番目の小ささなのですが、熱田神宮をはじめとして白鳥公園、熱田神宮公園、神宮東公園などの公園が多く、その分住宅が少ないことが人口の少ない要因となっています。

【熱田区の始まり】

熱田区の地域のうち、まず金山付近の一部が1898年に古沢村から名古屋市に編入され、1907年には熱田町、小碓村が名古屋市に編入され、現在の熱田区の部分が名古屋市となりました。 1908年に最初の区制が実施されると旧南区の区域になり、その後1937年に10区制となった際に熱田区として分離しました。

【地名の由来】

熱田」の地名は、日本書紀に記述されている尾張国吾湯市(あゆち)村が語源となっているとの説が有力です。 熱田区の象徴ともいえる熱田神宮は、三種の神器のひとつである草薙神剣が鎮座したことにはじまり、それは2世紀頃のことといわれています。 境内には樹齢千年を越える木々が覆い茂る神話の森として、また伊勢神宮に次ぐお宮として親しまれ、年間800万人以上の参拝客が訪れます。

【工業地帯】

熱田区の北側には工業地帯があります。東側の昭和区、熱田区と接する新堀川沿いに、大きな工場と跡地利用の巨大なショッピング街があります。 そこにはかつて軍需工場だった面影が今でも残っています。北西部は堀川沿いに中央卸売市場、材木基地、そして世界デザイン博覧会の跡地には今もその痕跡が残されています。 南側は南区と接しており、旧東海道が通っていたため、周辺にはいろいろと興味深い史跡があちこちに残されています。 また旧東海道はここから唯一の海上路となるため、ここには渡し船の乗り場があり、かつてはここから桑名まで海を渡っていました。