全国屈指のパワースポット熱田神宮

熱田神宮

参拝をする女性

織田信長が桶狭間の戦いの前に必勝祈願に訪れたことでも知られている熱田神宮。熱田神宮はそのほか様々な神話や伝説がありますので、ここでご紹介していきます。

【神話の森】

熱田神宮の南にある正門から境内に入ります。 さすが神話の森と呼ばれるだけあり深い緑に覆われ、夏の日でも暑さが引いていきます。 熱田神宮が神話の森と呼ばれるのは、熱田神宮では三種の神器のひとつである「草薙の神剣」を祀ったことに始まります。 草薙の剣とは素戔嗚尊(すさのおのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治したときにその尾から出たといわれる剣です。

【草薙の剣】

日本武尊は東国の神々を平定すると、結婚の約束をしていた宮簀媛命を尾張氏の里・火上山(緑区大高町)で妃としました。 そして日本武尊は伊吹山の神を鎮めに向かうのですが、その時宮簀媛命のもとに草薙の剣を置いて行きます。 しかし伊吹山の神に負けた日本武尊は負傷し、伊勢の国で命を落とすことになります。 それを知った宮簀媛命は悲しみの中、草薙の剣をここ熱田に祀ったのです。 それが西暦130年頃のことで、今から約1900年昔の話です。 それ以来、熱田神宮は伊勢神宮に並ぶお宮として厚い信仰を集め、「熱田さま」「熱田さん」と呼ばれ親しまれてきました。

【上知我麻神社】

南門の第一鳥居のすぐ左側には上知我麻神社があります。 上知我麻神社は宮簀媛命の父である尾張国造、乎止與命を祀っており、知恵授け、商売繁盛などの神様として信仰を集めています。 「知恵の文殊さま」とも呼ばれ、元旦には毎年たくさんの受験生がお参りに訪れます。

【本宮】

第三鳥居を越えると神明造りの本宮があります。 もともと本宮は尾張造りの社殿だったのですが、三種の神器を祀っているということもあり1893年に社殿の配置、規模を伊勢神宮と同様の神明造りに改造されました。 その後戦災に遭い、1955年に現在のものに造り替えられています。 一番奥の社殿が本殿で、そこに熱田大神が鎮座します。 本宮の左側には祈祷殿、右側には授与所があり、授与所から西へ歩くとかつて草薙の神剣を奉安していた土用殿があります。